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『リアルヘアコンテスト』美容院アシスタントさん頑張る! [日々つれづれ]

雑誌ananの『リアルヘアコンテスト』に、行きつけの美容院で私の頭をいつもシャンプー&カラーリングしてくれるアシスタントさんがチャレンジ。そしてなんと予選に勝ち残り、今月末のファイナルコンテストに出場することになった[ぴかぴか(新しい)]

美容院へ行くと、彼女はいつも笑顔で私を迎えてくれ、楽しいお話をしながら施術してくれる。そして何といってもシャンプー時の頭皮マッサージの腕がすごいのだ[exclamation×2]力強く、しかもほどよい加減で丁寧にマッサージしてくれるので、私はいつもシャンプー台の上でうとうとしてしまう[黒ハート]カラーリングも上手。生え際の難しい部分も、美しく仕上げてくれるので、いつも安心だ。

彼女の施術には、心が感じられる。とっても心を込めて施術してくれていることが、ズンズン伝わってくる。そんなところが素敵[ぴかぴか(新しい)]なんだなぁ~。まだまだアシスタントという立場ながら、自分の仕事に一生懸命で取り組んでいる姿には本当に感心する[かわいい]私は彼女からいつも元気をもらっている。

そんな彼女が、オーナーに勧められてananのコンテストに出場することになり、モデル探しから何から、必死で取り組んだ結果、全国で約300人がエントリーしたなかから、大阪大会で1位となり、ファイナリスト20名に選ばれたというから驚きだ[exclamation×2]私も自分のことのように嬉しい[グッド(上向き矢印)]

やっぱり努力している人は、報われるのだよ~[わーい(嬉しい顔)]ちゃんと結果が出るのだと改めて思う。

今頃は次のファイナルに向けて、どんどん準備を進めていることだろう。

予選のスタイリングが、ananの1732号に掲載され、読者投票できるようになっていて、その結果も最終審査に反映されるらしい。

私はすぐに彼女のスタイリング、エントリーNo.20に投票した[ぴかぴか(新しい)]

もしよろしければ、このブログを見て下さった方、彼女を一緒に応援してください[exclamation]投票していただけると嬉しいです[るんるん]

http://magazineworld.jp/r/sk


兼高かおるさんの「わたくしが旅から学んだこと」を読む [書籍]

兼高かおるさん、といえば私の子供の頃からのあこがれの人[ぴかぴか(新しい)]
そう、「兼高かおる世界の旅」というテレビ番組で、文字通り世界中を旅して、その体験を私たち視聴者に伝えてくれた人だ。
彼女の一番の魅力は、その美しさと上品さ[かわいい]特に言葉遣いの美しさにはいつも惚れ惚れする。そして一見おしとやかな女性に見える兼高さんが、どんな国へ行っても臆することなく大胆に行動する姿は、古い時代の日本女性が、新しい時代を生きる女性に変化していく象徴のように思えて、素敵だった。今でこそ海外旅行は普通のことになったけど、番組が始まったころには、まだまだ一般の人にはなかなか体験できないことだったのだ。それを、女性である兼高さんがやってのけるということが、当時の日本ではどんなにすごいことだったか[exclamation]

そんな兼高さんも80歳を過ぎる年齢になられているが、今もお元気そうで、なおかつ気品ある美しさはそのままなのが嬉しい[かわいい]そして私たちに、貴重な体験を交えて人生観を語ってくださるのが、この「わたくしが旅から学んだこと」という本なのだ。

この本のなかで、私が特に感心したのが、「人生の最初の3分の1は、あとで世の中の役に立つようなことを習う。次の3分の1は、世のため、人のために尽くす。残りの3分の1は、自分で好きなように使う。きっちり3分の1ずつとはいかないまでも、私は人生をこのような3分割で考えています。このうちどれが欠けても、この世に送り込まれた理由、価値がないと・・・」という考え方だ。シンプルだけど、理想的な生き方だと思う。

人はよく、なぜ学校に行くのかとか、何のために働いているのか、なんて悩んでしまうけど、このシンプルな人生の理由付けで、結構納得できてしまうのでは[exclamation&question]そして、自分の世界のなかで精一杯やれることをやればいいんじゃないかと思えてくる。

そして、彼女が推奨する「42歳リタイア説」にも、ビックリ[exclamation×2]私の場合は、『しかたなく』ということではあったけど、ちょうど42歳で会社を辞めて、人生が変わったからだ。
なぜ、42歳という中途半端な年齢化というと、兼高さん曰く、「大卒で就職して20年。まだまだ働き盛りな上、いろいろな体験をし、会社の欠点も目に付いてくるころです。自分だったらこうする、ああするという気力も体力もある。ここで会社を辞めて一本立ちするのもいいでしょう。・・・逆に会社にいるからこそ自分は仕事ができているんだと気づく人もいるでしょう」と。そして「こういう暮らしをしたら、それほど経済的に豊かではなくなるかも知れません。でも心の豊かさは得られるのではないかと思うのです」とも。
あながち、自分のリタイアは失敗ではなかったのかも知れないと思えて、私は安心したのだった[かわいい]

そして最後に兼高さんは、「究極の幸せは、信じる人に愛されること」という見解を、私たちに示してくれる。
愛することには苦しみが伴うけれど、愛されるというのは苦しみもないこの上もない幸せだと。家族の無償の愛が一番なのだと。

世界中を旅した兼高さんがたどりついた、人生にとって本当に大切なものが「愛」だったということは、私にとっては何だかホッとする、嬉しい結果だ[黒ハート]

『80過ぎても「世界の旅」は継続中ですのよ[exclamation]』という本の帯コピーが、全く兼高さんらしく素敵で、やっぱり兼高かおるという人は、いつまでも私のあこがれの人であり続けるんだろうなーと確信した[わーい(嬉しい顔)]


わたくしが旅から学んだこと 80過ぎても「世界の旅」は継続中ですのよ!

わたくしが旅から学んだこと 80過ぎても「世界の旅」は継続中ですのよ!

  • 作者: 兼高 かおる
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/09/01
  • メディア: 単行本



キャラメルの「サンタクロースが歌ってくれた」は最高! [お芝居]

今日大阪のシアターBRAVA!で、キャラメルボックスの「サンタクロースが歌ってくれた」を観た[わーい(嬉しい顔)]
何と言っても、大好きな上川隆也さんを久しぶりにキャラメルボックスの舞台で観ることができるのが嬉しくて、この日が待ち遠しかった[ぴかぴか(新しい)]

この作品が上演されるのは4回目。最初は1989年。キャラメルボックスが結成して4年目に初演されたらしい。
まだ新人だった近江谷さん、上川さんが出演し、大好評だったそうだ。そしてキャラメルボックス結成25年の今年、クリスマス公演として復活[exclamation]昔からのキャラメルファンにはたまらない、クリスマスプレゼント[プレゼント]だ。

さてストーリーはというと・・・クリスマスイブの夜、彼氏のいない寂しい女の子2人が一緒に映画を観に行くことになる。映画は「ハイカラ探偵物語」。物語が展開されるのは大正時代。当時新進気鋭の作家、芥川龍之介が、『怪盗黒蜥蜴』による宝石盗難事件を推理によって解決するという内容だ。ところがその映画の中で犯人『黒蜥蜴』とされ、最後に自殺してしまう女中のミツが、「本当の犯人は自分じゃない」と映画の中から現実の世界へ逃げ出してしまう。そしてそれを追いかけてほとんどの登場人物が映画のなかから飛び出してしまい、大変なことに・・・。毎回同じ内容を上演されている映画の登場人物が、それぞれ意志を持って演技を繰り返しているという、ユニークな発想に基づいて展開される。

このお芝居は、初めから終わりまで登場人物が活き活きと動き、あらゆるシーンに笑いがちりばめられて、私たち観客を心から楽しませてくれる。アドリブもたくさん。そして、近江谷さん、上川さん、西川さんという40代の役者さんたちが、21年前と変わらない、というかさらにグレードアップした熱演で、私たちを魅了してくれた[黒ハート]

このところなんだか仕事が忙しく、疲れ気味だった私。一気に年を取ったような気がして、いろんな意味で少しあきらめの気持ちになっていた。でもあんなに活き活きと動く同世代の彼らを見て、「まだまだがんばらなくっちゃ[exclamation×2]」と、思えるように[かわいい]

いつもそうだけど、キャラメルボックスのお芝居は観る人に元気を与えてくれる。たくさんの笑いと感動で、私たちの魂をピカピカ[ぴかぴか(新しい)]にしてくれる。これからもずっとずっと観に行きたいと、改めて感じた一日だった[わーい(嬉しい顔)]いいお芝居は、心の栄養になるんだなぁ~[かわいい]


谷川俊太郎さんに会いにいく [書籍]

午後から、大阪の書店で行われた、谷川俊太郎さんのサイン会に出かけた[かわいい]一度会ってみたかったのだ[ぴかぴか(新しい)]

谷川さんは詩の世界で、本当に偉大な方だが、実は私が谷川さんの詩に触れたのはごくごく最近の話。
2、3年前に、ある雑誌に掲載されていた詩が、なんだかぐいぐいと私の心に入り込んできてビックリ[目]し、それから少しずつ読み始めるようになった。

詩ってなんだか、難しいもの・・・って思っていた私のイメージを覆したのが谷川さんだ。使っている言葉は簡単なのに、こんなに深く物事を表現できるなんて[exclamation]そして私でもちゃんと感じて、理解できるのだ。

いろいろ谷川さんの詩を過去のものから読み出すと、もちろん、私のような凡人には理解不能の世界もある。私の頭にはないような表現もたくさん出てくる。だけど、詩人のひとりよがりではなく、読者をちゃんと意識したものを読ませてくれるところが好きだ。ぐっとこちらに歩みよってくれている感じで。

そういうわけで私は、あのような言葉をつむぎ出す谷川さんとはどんな人なのか、この目で確かめたくなり、新聞広告でサイン会の案内を見たとたん、突き動かされるように行動した。

事前に書籍を購入した150人限定のサイン会。私はお昼ご飯を娘に食べさせてから出かけたので、到着したのはサイン会の始まる2時を過ぎていた。すでに長蛇の列。だけど時間がかかるのは覚悟の上でやってきたので、谷川さんに会ったら何を話そうか・・・なんて考えながら楽しみに待っていた。
そして約40分後、やっとその時がやってきた。整理券の案内に、写真撮影はお断りという記述があったのだが、どうやら写真撮影も行われている様子。私もできたらツーショット写真を・・・なんて思いながら谷川さんのいらっしゃる部屋に入ったのだが、谷川さんの姿を見た瞬間、『あ、こんなんだったらやめとこ』って思い、バッグから出しかけていた携帯をそそくさとしまった。だって、こちらの顔も見ずに、流れ作業のようにサインされてるんだもの~[ふらふら]それでも写真を撮ってもらっている人は、一心不乱にサインを書いている谷川さんの後ろに立って写してもらってたけど、そんなの私はイヤ[exclamation]ちゃんと2人がカメラの方を向いてとってもらうんじゃなきゃツーショットと言えないし、嬉しくないもん[exclamation×2]それでも谷川さんは、子供が一緒のときだけはちゃんとカメラの方を向いていらっしゃって、少しホッとしたけど[あせあせ(飛び散る汗)]ちょっとがっかりした。

けれど150人にサインをするとなると、やっぱりそうなってしまうんだろうなー。谷川さんもお年だし(失礼[あせあせ(飛び散る汗)])。それでも精一杯頑張ってくださってたのだろう。

そこで、私は写真を諦めた代わりに、少しでも私の方を見てもらおうと、声をかけることにした。
「お会いできて嬉しいです[黒ハート]私は、『あなたはそこに』という詩が大好きです。」って。
すると、私の目までは見てくださらなかったが、すこしこちらに向いて「そう、お役にたてて良かった」と言ってくださった。よし[exclamation×2][手(チョキ)]満足[わーい(嬉しい顔)]

きっと、すごくシャイな方なのだ[ぴかぴか(新しい)]言葉を交わせただけで、奇跡なのかも知れないな。

私は最後に谷川さんの新刊書にちなんで、「私もココロのヒカリを忘れずに生きて行きたいと思います」と伝えてお別れした。今日の谷川さんのココロに少しでも私の言葉が残ったとしたら、嬉しいけど[かわいい]

ココロのヒカリ (みるみる絵本)

ココロのヒカリ (みるみる絵本)

  • 作者: 谷川 俊太郎
  • 出版社/メーカー: 文研出版
  • 発売日: 2010/09
  • メディア: 大型本



「シラノ・ド・ベルジュラック」を観る [お芝居]

昨日夜、キャラメルボックスの「シラノ・ド・ベルジュラック」を娘と2人で観に行った[ぴかぴか(新しい)]
シラノ・ド・ベルジュラック・・・あーなんか有名で知ってるけど、どんな物語だったっけ??というくらいのいいかげんな気持ちで観に行ってしまった私。でも、でも、これは観て良かった~と思えるお芝居だった[わーい(嬉しい顔)]

鼻が大きすぎるという外見のコンプレックスがあるために、好きな女性ロクサーヌに告白できない男、シラノ。そして、ロクサーヌが同じ隊にいるルックスのいい男、クリスチャンに恋していることを知ってしまう。しかしクリスチャンは、自分の気持ちを上手く言葉で表現できないために、彼女に近づくことができず悩んでいた。詩人シラノはそんな彼に、恋の言葉を教え彼を助ける。ロクサーヌは、自分への愛を様々な言葉で表現してくれるクリスチャンにますますぞっこん。そして結婚することに。しかし、後にクリスチャンは戦死。そして長い年月を経てやっと、ロクサーヌはシラノこそ、クリスチャンの影武者となって、自分を愛してしてくれていたことに気づくという内容。とても切ない物語なのだ[もうやだ~(悲しい顔)]

この古典的なお芝居を、キャラメルボックスは見事に私たちに見せてくれた[かわいい]
古めかしいセリフがまず、とても新鮮。まるで世界名作全集を読んでいるかのような錯覚に陥る。独特の翻訳の文章を思い出す。しかし、古めかしいのにテンポが良く、物語はサクサクと進んでいく。

このお芝居のなかでは、ロクサーヌを通して、いつの時代も女性は言葉を欲しがり、言葉で愛を確かめたい生き物なのだという普遍的な事実を思い知らされる。男性からみると「めんどくさい」生き物なのだろう。言葉の表現力で評価されるなんて・・・大変だ。いくら男前でも、愛を語れない男は興ざめなのだ。
もちろん初めは外見でクリスチャンに惹かれたロクサーヌだが、彼の発する言葉によって、さらにハートを打ち抜かれる。そして彼の姿がどのようになったとしても、彼の魂を愛しているという境地にたどりつく。

それはつまりロクサーヌはきっと、外見でクリスチャンを好きになった自分を「ちょっとダメだな」と思っていて、クリスチャンの内面を好きになったと思いたかったから、彼の言葉で彼の魂のよさを確信したかったんだと思う。外見もいいけど、中身はもっと素敵なのよ[exclamation]だから好きになったの・・・って恋する女は信じたいものね。だから、いくら内面がよくても、シラノには最初から恋に落ちることはなかったんだわ。

うーん、考えさせられるわー。恋は盲目[黒ハート]好きになったら、全てがいいように見えるもの・・というか、そうあって欲しいって思うから、そう見えてしまうんだよねー。

と言う風に、私の頭のなかでは堂々巡りが繰り返されるのだった[あせあせ(飛び散る汗)]

恋は自分の心が創り上げる妄想なのかも知れないなぁ~[失恋]いつまでも相手のことを妄想していられた人が、幸せをつかめるのかもしれない。

シラノ・ド・ベルジュラックの世界は、とっても深い。

さて娘は、何を感じたのだろうか?
観終わって「お話、わかった?」って聞いたら、「うん、わかったよ」と答えたけれど、いったいこの子はここから何をわかったのだろうか・・・。知りたくもあり、知りたくなくもあり、複雑な気持ちになる母であった[あせあせ(飛び散る汗)]




「食べて、祈って、恋をして」を観たこと [映画]

5日火曜日、仕事が休みでちょうどレディスデーだったので、ジュリア・ロバーツ主演の「食べて、祈って、恋をして」を観に行った[わーい(嬉しい顔)]
この映画のプロモーションでジュリアが来日したとき「あーそんな映画が来るんだ~」と思いながら、「なんかどっかで聞いたタイトルだなー」と気づき、ふと思い出した[exclamation]そう、数年前に興味を持って購入した原書「eat pray love」のことだったのだ[exclamation×2]
購入当初、楽しく読み始めたものの、英語力不足からかちょっぴり退屈になり、いつのまにかそのまま読むのをやめてしまっていた。そして本の存在も忘れかけていたその間に、映画ができてしまったなんて~[あせあせ(飛び散る汗)]反省。とりあえず、先に映画を観れば内容がちゃんとわかるから、それからもう一度原書読破にチャレンジすることにした。

映画は、ニューヨークでジャーナリストをしているひとりの女性リズが、今の自分に疑問を抱き、きっぱりこれまでの生活を清算して、一年間、自分を見つめなおし、好きになるための旅に出るというもの。イタリアでおなかいっぱいおいしいものを食べ、インドでストイックに祈り、バリでのある出会いによって自分らしく生きられる人生を再び歩み始める・・・という内容だ。

今の人生、どっか違う、何かが違う、と誰もが思うけれど、現実の波に押されて考える暇もなく、流されてしまっているのが現状だろう。そんななか、離婚に踏み切り、財産も全て失って旅に出るリズ。まあ、普通の人にはできないことだ。リズはどんだけ、稼いでた人なの??と若干やっかみも感じる。
それはいいとして、真剣に自分が求めているものをみつけようとする姿には心打たれるものがあった。イタリアでは、「何もしない歓び」を見つける。インドでは祈りに集中し「心の調和」を見つける。バリで恋をして、せっかく手に入れたバランスを失うことを恐れるが、恋をすることも調和には必要ということに気づき、やっと自分らしくいられる人生にたどりつく。

全ての人がリズのようにはできないけれど、時間をかけて自分を見つめなおすことは必要なのかなあと思う。いままで習慣的にしていたことをちょっと止めてみるとか、ものの考え方を少し変えてみたり、新しいことを始めてみたり。そうして自分がよりよく生きられる場所を見つけていけたらいいのではないかな。

それにはあまり焦らず、ゆっくりと、という心の余裕も必要だ[かわいい]これはいつも私自身に言い聞かせていること。
私は白黒はっきりつけたがるし、待てない性格。だけど人生って、そんなに急にチェンジできないし、遠い未来ばかりを夢見るのではなく、今日の一日をどう生きるかってことをもっと大切にしたいと思う。平凡な日々の積み重ねが、確かな未来につながるのだから。

一日の終わりに、今日、自分は精一杯生きたかな?とあまり厳しくなりすぎず、振り返ってみたりして[わーい(嬉しい顔)]

しかし、ジュリア・ロバーツのファッションは素敵だった[ぴかぴか(新しい)]心の変化、環境の変化によって次々に変わっていくファッションがどれも彼女によく似合っている。この映画は、深まる秋に、少しおしゃれしてみようという意欲も持たせてくれて、女性にはいい栄養剤になるんじゃないかな[黒ハート]ちょっと今の人生に疑問を感じたり、疲れている人におすすめの映画だ[映画]

「借りぐらしのアリエッティ」を観たこと [映画]

先週、やっと娘と「借りぐらしのアリエッティ」を観たのでそのことを少し[かわいい]
夏休み中に観たかったのだけれど、なにかと忙しく、骨折もしたりして観に行きそびれていたこの映画。「なんとなく癒されそう」と期待して観に行った。

映画が始まると、いきなり期待通り[exclamation]緑の多い田舎の景色や、小さなアリエッティ目線で描かれた風景を観ているだけで癒される[ぴかぴか(新しい)]

お金持ちの家に生まれるが家庭的には恵まれず、心臓の手術をひかえて親戚の家に預けられた少年、翔。彼がその家の床下に住むアリエッティに出会い、生きる勇気をもらい、アリエッティも翔と触れ合うことで成長していくという物語だ。

物語自体は単純だけれど、奇をてらわないところに好感が持てるし、なにより作りが丁寧で温かみを感じた。

アリエッティたち家族は、人間の世界から必要なモノを「借り」てきて、それを自分たちのサイズに工夫して使っている。何でも買えば手に入る現代の人間社会と違って、全てを手作りしなければならないのだ。生活をしていくために使う労力や時間は並大抵ではない。けれどそれをとても楽しんでいる。昔子供の頃、お人形遊びをするときに、いろんなものを工夫して食器にしたり、ベッドにしたり、ハンカチを使ってふとんにしたり、ちょうどぴったりはまったらそれが妙に嬉しかった。アリエッティは、そんな何かを作り出す楽しみを私に思い出させてくれた[かわいい]
アリエッティのお父さんは、人間の生活スペースに「借り」に行くのが仕事。そして人間の家から器用に電気やガスを引いたりして、住まいづくりに日々精を出している。お母さんは、お父さんが「借り」てきたものを工夫しておいしい料理をつくったり、キルトを作ったり。アリエッティは手作りの洋服をあれこれ選んで、精一杯おしゃれする。なんとなく「大草原の小さな家」を思い出す。
そして私の父も思い出した。私の実家も、父が自分の手で建てたものだから。父はサラリーマンながら、実家が大工だったので、休日を利用して伯父と一緒に家を建てたのだ。私が3歳の頃だ。なのでその後のリフォームや修理もほとんど父が1人でやってきた。家の構造を熟知しているからこそできた技だろう。私はそんな父を心から尊敬し、父の作業を見つめるのが好きだった。父が自分の力で生活を作り出していく姿に、生命力や、充実感を感じていたような気がする。

自分でものを作り、それを大切に使う生活。それが人間らしい生き方かもしれない[かわいい]
アリエッティに教えられた。
時間をかけて、手をかけて作り出していく日々の暮らしを楽しむことを忘れていたなーと思う。
今日の夕食はちょっと手をかけてみようかな。少し“手をかける”ことを意識してみよう[わーい(嬉しい顔)]

有川 浩さんの阪急電車を読む [書籍]

あんなに暑かった毎日がうそのように、急に涼しくなってきた今日このごろ[かわいい]
読書の秋ってことで、たくさん本を読みたい気持ちになってきた。

書店に行くと、以前から読んでみたかった有川 浩さんの「阪急電車」が文庫化され、ワゴンに積み上げられていたので、さっそく購入。一気に読んだ。

「阪急電車」[電車]には、私自身、青春の思い出がいっぱいある。
あの上品なえんじ色の電車に乗ると、乗っている人たちはどことなく優雅でお金持ちに見えた[ぴかぴか(新しい)]
実際、そうだと思う。
私は大学で関西に来て、阪急電車に乗ることで「あー都会に来たんだな~」と感じ、いつかこの電車に乗っている大人の人たちみたいに、上品で優雅な人生を送りたいと夢見ていたのだ。
「門戸厄神」に住み、バイトは「逆瀬川」。どこへ行くにも阪急電車だ。
私にとっての関西は阪急沿線のイメージだけだった。とっても狭い認識だ。
JRや阪神電車も使うようになって、本当の関西を知ったと言えるだろう。

さて、この「阪急電車」は、まさに私が利用していた今津線を中心として物語が展開する。
乗客ひとりひとりの物語が、絡み合いながら展開していくのだ。
読み始めてしばらくは、ああ、こんな風にひとりひとりの物語を語っていくのだな・・・などと安易に想像していたら、読み進んでいくと「おおっ[exclamation]そう絡むか~[exclamation&question]」とビックリ。
偶然電車に乗り合わせた人たちが、お互いを意識しながら観察したり、言葉を交わし、絶妙に関わっていくのである。
そしてそれぞれが、影響しあって、人生が展開していく。

私が特に気に入ったのは、孫と二人で電車に乗った時江さんだ。
長年つきあって、結婚寸前まで行っていた彼氏を、会社でも目立たない、自分より明らかに容姿の劣る同僚にちゃっかり寝取られて、でき婚されてしまった翔子。彼女は彼らの結婚式に「討ち入り」のごとく、美しい真っ白なドレスで出席。彼らの結婚式を最悪の日にしようという目的を果たし、途中退席して阪急電車に乗っていたのだ。電車のなかで彼女の美しさは、明らかに異常だった。
それを見た時江さん、なんと彼女に「討ち入りは成功したの?」と話しかける。彼女の様子から、全てを察知した上での言葉だ。そして同じ会社に勤める新郎新婦を一生呪うために、会社にい続けようと考えていた翔子に、「気が済んだところで、できれば会社を辞めなさい」とさりげなくアドバイス。でないと今度は彼女が彼らに恨みを買うことになってしまうからだ。翔子は時江さんの言葉の意味を理解し、その後退社。そして新しい仕事を見つけ、爽やかに新たな人生を歩み始める。

それから、DVの彼氏から離れられずにいた、ミサ。ミサが言ったちょっとしたことに激怒し、電車の中で暴れ、ミサを置いて突然電車を降りていった彼氏の様子を見ていた時江さんは、ミサに「下らない男ね。やめておけば?苦労するわよ」と一言。その言葉にミサはガツン[どんっ(衝撃)]とショックを受けて、初めて彼氏から離れることを考えるようになったのだ。大切にされないのに「なんで一緒にいるのか」と。そしててこずったけど、DV男と別れることができ、ミサも幸せに向かって歩き始める。

時江さんは、こんなふうに2人の女性を救ったのである。それは時江さんが、これまでちゃんと生きてきた証。長い人生のいろんなことを乗り越えてきたからこそ、あんな風に少しの時間で、的確なアドバイスができるのだ。
そして自分が何と思われるかなんて考えず、声をかける彼女を素敵だなーと思った。

私も願わくば、あんなおばあさんになりたいものだ。
まだまだ道のりは遠いけど[わーい(嬉しい顔)]


阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/08/05
  • メディア: 文庫



義経千本桜に感動!! [お芝居]

昨日、京都南座に海老蔵さん、玉三郎さん出演の「通し狂言 義経千本桜」を観に行った[ぴかぴか(新しい)]
以前、初めて歌舞伎を観に行った時、隣に座っていた方に「海老蔵は上手いよ~、絶対観るべき!」と言われてから、ずっと観たいと思っていたので、今回やっと念願叶ったというわけだ[わーい(嬉しい顔)]

海老蔵さんは、生まれながらにして歌舞伎の世界のサラブレッド。でも失礼ながら、私はあまり好きではなかった。どことなく世間知らずのお坊ちゃん的で、キザな感じがして・・・。ところが最近、フジテレビの日曜朝の番組「ボクらの時代」に出演されているのを見て、自分の仕事に対する意識をしっかりと持った人だということがわかり、見直したのだ。どんな言葉で表現されたかは、いちいち覚えていないのだけれど、「歌舞伎俳優という仕事は、はっきりいって無くてもいい仕事かと思う。でもそれを観にきてくれる人たちがいる限り、ボクらの存在価値はあるし、何か役に立っていることがあると思うから、精一杯この仕事をやる」というような内容だったと思う。彼には他の職業への選択の余地はほとんど無く、周りからも期待されて育つことに逆らいたい時期もあったと思うが、それでも自分の運命を受け入れて、この仕事に邁進しようという姿勢がすごいと思ったのだ。

そして今回、彼の舞台を観て、心底感動した[exclamation]まず舞台に登場した時から、その美しさに息を呑む。一目で、この世界に生まれるべくして生まれたスターなのだとわかる。
その彼の喉から第一声が発せられると、それは他の俳優とはまったく違うものだった。意識して少し抑えて、彼の体内で響かせてから発されるやわらかな声。それは今まで聴いたことのない音色だ。
動くとどうだろう。これがまたすごい。手足のすみずみ、顔の筋肉のすみずみまで神経をはりめぐらした、なめらかな動き。彼の意思で自由自在に動いている。重い衣装を身に着けながらも、アクロバットのような荒業を軽々とこなし、着地するときも全く音がしないのには驚いた。相当鍛えていることがわかる。
最後の場面で宙吊りのシーンがあるのだが、ここではまた、彼のプロ意識を見た。最初、ワイヤーがうまくかかっていなくて、頭が下がるような格好で吊られていきそうになった。観ている私たちもハラハラしたが、彼はすかさず異常に気づき、下でささえるメンバーに小さな声で指示を出し、やり直しをした。冷や汗ものだったが、今度は正常な形で吊り上げられていった。その時彼は観客に向かって、ちょっぴりおどけた表情を見せて、失敗をフォローしたが、あの場面で落ち着いてやり直しを指示し、危険を回避して確実に仕事をこなす姿は、本物だった。プロなのだ。
本当に見応えのある内容で、私のような庶民にはかなりお高いチケット代でも、充分元が取れると納得できるものだった。歌舞伎を観て、涙が出そうになったのは初めてだ[かわいい]

また、昔から一度は観たいと思っていた玉三郎さんの演技を観ることができ、これも嬉しかった[黒ハート]全盛期は過ぎたのかも知れないが、その美しさはやはり他を圧倒するものだった。すっとした立ち姿、柔らかな立ち居ふるまいは、これもそのために生まれてきた人なのだと感じさせる。この舞台に立つまでに、どれほどの鍛錬を積んでこられたのだろう。若い頃の美しさとはまた違う、年を重ねてこそ身につく美しさがそこにあった。

そして、最後の感動は、出口でお客様全員を見送る、着物姿の小林麻央さんのそれはそれはお綺麗だったこと[ぴかぴか(新しい)]大きくてキラキラした黒い瞳に、吹き出物ひとつないなめらかな肌、笑顔の口元から覗く綺麗に揃った真っ白の歯。完璧な美しさだ[かわいい]きっとこの方は心も純粋無垢で、美しいのだろうなーと思う。海老蔵さんと出会うべくして生まれてきた人なのだ。ああ、神様はどうして人間にこうも差をつけるのかしらと、本当に憎らしくなるような思いもわいてくるほど。きっと海老蔵さんの目にちゃんと留まるように、神様が彼女を圧倒的に美しく作られたのだと思うしかない。

まさに「えーもん見せてもらいました」という言葉がぴったりだった昨日の一日。
そして、どんな世界にいようとも、与えられた自分の仕事にプロ意識を持ってとことん頑張ることの大切さを、教えられた一日だった。感謝、感謝[ぴかぴか(新しい)]

キャラメルの「また逢おうと竜馬は言った」を観る [お芝居]

25日(水)、キャラメルボックスのお芝居「また逢おうと竜馬は言った」を、娘と2人で観た[わーい(嬉しい顔)]
このお芝居は、キャラメルボックスで92年に初演。その後、キャストを替えて95年、2000年にも上演。そして10年ぶりに再演となったものだ。
私は、テレビで上川隆也演じる竜馬に魅せられて、上川ファンになり、キャラメルボックスのお芝居を観るようになったので、以前に竜馬役を上川さんが演じたこのお芝居は大好き。福山さんの竜馬も素敵だけど、若い頃の上川さんが演じた竜馬が、私のなかでは今でも最高だ[ぴかぴか(新しい)]

さて、物語は、小説「竜馬がゆく」の中の竜馬を尊敬する、若いツアーコンダクターの男性が主人公。彼は、竜馬が志した夢と同じように、世界をかけめぐりたいと思い、ツアーコンダクターになったものの、実は乗り物に弱いという弱点を持つために、いつまでもうだつが上がらない。女性にも振られてばかり。その度に「竜馬がゆく」を読み返しては、「男子たるもの、女に振り回されていてはダメだ。竜馬のように仕事に生きるのだ!この世に生を受くるるは、事を成すためにあり。」と自分を慰めているというダメ男なのだ。
そんな彼が、自分の中の竜馬に手引きされながら、同僚夫婦のけんか仲裁をやってのけ、離婚の危機から救うというストーリーだ。お互いになかなかゆずらない2人。夫を「薩摩」、妻を「長州」に見立てて、竜馬のように「薩長同盟」を成功させようと奔走する。しかし、その過程で、思いもよらぬ大事件に巻き込まれてしまう。そして彼と敵対することになる犯人は、なんと土方歳三をバックにつけていた、という意外な展開が面白い。

この物語にはまってしまうのは、多くの人が「竜馬がゆく」を読み、小説の中の「竜馬」に「あんな生き方がしたい」と憧れるからではないだろうか。愛読書を手に、「かっこいい~[exclamation]」と叫ぶ、主人公のツアーコンダクターにめちゃくちゃ共感できるのだ。ちょっと笑えるけど、自分も同じってことに気づいて「ふふっ」と思わず笑ってしまう。女の私も、小説のなかの竜馬に惚れる[黒ハート]あんな、かっこいい男がいるだろうか。なかなかいないなー。でも、「竜馬がゆく」を読んで、世の中の男子が少しでも彼に近づきたいという夢を持って努力するならば、魅力的な男性がきっと増えるに違いないと期待している。

今回の上演で、竜馬役を演じた岡田達也さん。ちょっと線が細くて、小奇麗で、私の中の竜馬のイメージとは違ったが、人間的な優しさがにじみ出ていて良かった。ツアーコンダクター、岡本役の左東広之さんは、まさにはまり役。汗だくで演じる姿が、「これぞ岡本」という感じだったなー。とにかく、たくさん笑えて楽しかったし、元気をもらえるお芝居だった。娘も、あまり感想は言わなかったけど楽しんだ様子[かわいい]夏休みのいい思い出になった[わーい(嬉しい顔)]

さて、お芝居を観た後、病院へ行った私は、ついにギプスをはずしてもいいというお許しをいただいた[ぴかぴか(新しい)]ただ、まだ小指の大きさは倍のまま。骨が完全にくっついて治ってくると、腫れがひいてくるそうだ。完治まであと1ヶ月はかかりそうだけど、ギプスが取れてひとまずホッとする。歩くと何か小指の下あたりに違和感を感じるので、よく見てみたら、ギプスが当たっていた足裏の皮が、一部分厚くなって「ギプスだこ」ができている[あせあせ(飛び散る汗)]人間の身体って本当に不思議だなー。

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