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谷川俊太郎さんに会いにいく [書籍]

午後から、大阪の書店で行われた、谷川俊太郎さんのサイン会に出かけた[かわいい]一度会ってみたかったのだ[ぴかぴか(新しい)]

谷川さんは詩の世界で、本当に偉大な方だが、実は私が谷川さんの詩に触れたのはごくごく最近の話。
2、3年前に、ある雑誌に掲載されていた詩が、なんだかぐいぐいと私の心に入り込んできてビックリ[目]し、それから少しずつ読み始めるようになった。

詩ってなんだか、難しいもの・・・って思っていた私のイメージを覆したのが谷川さんだ。使っている言葉は簡単なのに、こんなに深く物事を表現できるなんて[exclamation]そして私でもちゃんと感じて、理解できるのだ。

いろいろ谷川さんの詩を過去のものから読み出すと、もちろん、私のような凡人には理解不能の世界もある。私の頭にはないような表現もたくさん出てくる。だけど、詩人のひとりよがりではなく、読者をちゃんと意識したものを読ませてくれるところが好きだ。ぐっとこちらに歩みよってくれている感じで。

そういうわけで私は、あのような言葉をつむぎ出す谷川さんとはどんな人なのか、この目で確かめたくなり、新聞広告でサイン会の案内を見たとたん、突き動かされるように行動した。

事前に書籍を購入した150人限定のサイン会。私はお昼ご飯を娘に食べさせてから出かけたので、到着したのはサイン会の始まる2時を過ぎていた。すでに長蛇の列。だけど時間がかかるのは覚悟の上でやってきたので、谷川さんに会ったら何を話そうか・・・なんて考えながら楽しみに待っていた。
そして約40分後、やっとその時がやってきた。整理券の案内に、写真撮影はお断りという記述があったのだが、どうやら写真撮影も行われている様子。私もできたらツーショット写真を・・・なんて思いながら谷川さんのいらっしゃる部屋に入ったのだが、谷川さんの姿を見た瞬間、『あ、こんなんだったらやめとこ』って思い、バッグから出しかけていた携帯をそそくさとしまった。だって、こちらの顔も見ずに、流れ作業のようにサインされてるんだもの~[ふらふら]それでも写真を撮ってもらっている人は、一心不乱にサインを書いている谷川さんの後ろに立って写してもらってたけど、そんなの私はイヤ[exclamation]ちゃんと2人がカメラの方を向いてとってもらうんじゃなきゃツーショットと言えないし、嬉しくないもん[exclamation×2]それでも谷川さんは、子供が一緒のときだけはちゃんとカメラの方を向いていらっしゃって、少しホッとしたけど[あせあせ(飛び散る汗)]ちょっとがっかりした。

けれど150人にサインをするとなると、やっぱりそうなってしまうんだろうなー。谷川さんもお年だし(失礼[あせあせ(飛び散る汗)])。それでも精一杯頑張ってくださってたのだろう。

そこで、私は写真を諦めた代わりに、少しでも私の方を見てもらおうと、声をかけることにした。
「お会いできて嬉しいです[黒ハート]私は、『あなたはそこに』という詩が大好きです。」って。
すると、私の目までは見てくださらなかったが、すこしこちらに向いて「そう、お役にたてて良かった」と言ってくださった。よし[exclamation×2][手(チョキ)]満足[わーい(嬉しい顔)]

きっと、すごくシャイな方なのだ[ぴかぴか(新しい)]言葉を交わせただけで、奇跡なのかも知れないな。

私は最後に谷川さんの新刊書にちなんで、「私もココロのヒカリを忘れずに生きて行きたいと思います」と伝えてお別れした。今日の谷川さんのココロに少しでも私の言葉が残ったとしたら、嬉しいけど[かわいい]

ココロのヒカリ (みるみる絵本)

ココロのヒカリ (みるみる絵本)

  • 作者: 谷川 俊太郎
  • 出版社/メーカー: 文研出版
  • 発売日: 2010/09
  • メディア: 大型本



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