「しがみつかない生き方」を読む [書籍]
以前から気になっていた香山リカさんの「しがみつかない生き方」を読んだ
このところ、何としても再就職しなければということに加え、できれば以前より好きな仕事、満足度の高い仕事がしたいと考えていて、そのことによって随分気が張っていた
そのためにはできることをめいっぱいやらなくちゃっていう思いだった。
でもそれをずっと続けるのは大変なこと。時々しんどくなってくる。そんなとき読むのにいい本だなーと思った。
いつでも上昇志向で生きているとガス欠になってしまう気がするからだ。だからたまにこういう本を読んで、自分が今持っている「普通の幸せ」を確認するのもいいかもしれない
ただ、何にも野望や希望のない人生は面白くないとも思う。自分の理想に向かってジタバタするのもいいんじゃないかなぁ~。
それとちょっと気になったのは香山リカさんが、「子育て女性が有利」になってきているという見解をお持ちの様子が言葉の端々に見られること。確かに制度的には徐々に配慮がなされつつあるような気がするが、子供をもつ女性が働くのは大変なことで、それはやってみないとわからないことだ。それに制度だけ、形だけのことがまだまだ多く、本当に女性が出産しても働き続けられる企業はいまだに少ないのが現状だ。香山さんが言うように「子育て女性が有利」ってことは全くないただシングルでも子持ちでもフェアに扱いを受けるべきという意見には私も全く同感。女性同士、お互いにそれぞれの立場を理解して協力していくことが大事だと思う。
香山さんだって子育て女性になっていた可能性はあるのだから・・・。
私は「自分のステイタスを上げる手段」として出産したのではないし、そう考えて出産する人は少ないと思う。芸能人がよく出産したことで本を出版したり商売のネタにしているからそんな印象を与えてしまうのかも知れない。「お母さんなのにこんなに若くて綺麗」ってことを必要以上にアピールしている人を見るのもイヤだ。人間として子供を産み育てるのは本能に近いことで、あたりまえのことだから。
ただ「結婚出産を経験したほうが人間的深みが出ると評価されることに納得いかない」という考えをお持ちのきらいがあるがそれには少々異論がある。私自身、子育てをしながらつらいこともたくさん経験して、確かに成長しているという実感があるから。子供がいない時期に比べて人間性に幅ができたと思う。年齢のせいもあるかも知れないが「深み」が全く出ないとは言えない。そしてそれが評価につながることは特に期待していないし、自ら執拗にPRするつもりもない。シングルでももちろん人間的に深みのある人はいるのだし、子育てをすることだけが人間性を深めるとは思わない。しかし個々の人間として子育てを経て何らかの変化を遂げることは明らかなのだから、それを全くの幻想のように捉えることはないのではないかと思う。
林真理子さんは立派だと思う。過去のアグネス論争からぶれない思想をつらぬき、ご自分の出産や子育てをネタにしないところが立派だ。
とにかく結婚や出産をしてもしなくても、他と比較するのではなくそれぞれの人生を充実させるために、それぞれの立場で懸命に生きていくことが大事なのではないだろうか
あれ、なんだか話がどんどん違う方向に走ってしまった
まあいいか。「しがみつかない生き方」の考え方は、基本的に頑張りすぎる現代人のオアシスとなってくれることには違いない。
このところ、何としても再就職しなければということに加え、できれば以前より好きな仕事、満足度の高い仕事がしたいと考えていて、そのことによって随分気が張っていた
そのためにはできることをめいっぱいやらなくちゃっていう思いだった。
でもそれをずっと続けるのは大変なこと。時々しんどくなってくる。そんなとき読むのにいい本だなーと思った。
いつでも上昇志向で生きているとガス欠になってしまう気がするからだ。だからたまにこういう本を読んで、自分が今持っている「普通の幸せ」を確認するのもいいかもしれない
ただ、何にも野望や希望のない人生は面白くないとも思う。自分の理想に向かってジタバタするのもいいんじゃないかなぁ~。
それとちょっと気になったのは香山リカさんが、「子育て女性が有利」になってきているという見解をお持ちの様子が言葉の端々に見られること。確かに制度的には徐々に配慮がなされつつあるような気がするが、子供をもつ女性が働くのは大変なことで、それはやってみないとわからないことだ。それに制度だけ、形だけのことがまだまだ多く、本当に女性が出産しても働き続けられる企業はいまだに少ないのが現状だ。香山さんが言うように「子育て女性が有利」ってことは全くないただシングルでも子持ちでもフェアに扱いを受けるべきという意見には私も全く同感。女性同士、お互いにそれぞれの立場を理解して協力していくことが大事だと思う。
香山さんだって子育て女性になっていた可能性はあるのだから・・・。
私は「自分のステイタスを上げる手段」として出産したのではないし、そう考えて出産する人は少ないと思う。芸能人がよく出産したことで本を出版したり商売のネタにしているからそんな印象を与えてしまうのかも知れない。「お母さんなのにこんなに若くて綺麗」ってことを必要以上にアピールしている人を見るのもイヤだ。人間として子供を産み育てるのは本能に近いことで、あたりまえのことだから。
ただ「結婚出産を経験したほうが人間的深みが出ると評価されることに納得いかない」という考えをお持ちのきらいがあるがそれには少々異論がある。私自身、子育てをしながらつらいこともたくさん経験して、確かに成長しているという実感があるから。子供がいない時期に比べて人間性に幅ができたと思う。年齢のせいもあるかも知れないが「深み」が全く出ないとは言えない。そしてそれが評価につながることは特に期待していないし、自ら執拗にPRするつもりもない。シングルでももちろん人間的に深みのある人はいるのだし、子育てをすることだけが人間性を深めるとは思わない。しかし個々の人間として子育てを経て何らかの変化を遂げることは明らかなのだから、それを全くの幻想のように捉えることはないのではないかと思う。
林真理子さんは立派だと思う。過去のアグネス論争からぶれない思想をつらぬき、ご自分の出産や子育てをネタにしないところが立派だ。
とにかく結婚や出産をしてもしなくても、他と比較するのではなくそれぞれの人生を充実させるために、それぞれの立場で懸命に生きていくことが大事なのではないだろうか
あれ、なんだか話がどんどん違う方向に走ってしまった
まあいいか。「しがみつかない生き方」の考え方は、基本的に頑張りすぎる現代人のオアシスとなってくれることには違いない。
しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)
- 作者: 香山 リカ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/07
- メディア: 新書
2009-10-20 18:11
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コメント(1)
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林真理子さんは、面白い人ですよね
素直な人で、それでいて気さくで独特な雰囲気を醸し出している感じが好きです。
前にユーミンの苗場にゲストで登場した時には、ユーミンにからかわれていました。先日もユーミンのラジオにゲストで登場したのですが、そのときも結構笑わせてくれました。
この人が直木賞の選考員の1人かと思うと、見る目も変わっちゃいますよね。
by mirai (2009-10-28 08:49)