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そうだ、葉っぱを売ろう!(^◇^) [書籍]

ライター講座の卒業課題のために取材中の野菜ショップオーナーが、ショップ経営を始める上でものすごく影響を受けたという話を聞いて、徳島県上勝町、株式会社いろどりの代表取締役副社長、横石知二さんが書かれた「そうだ、葉っぱを売ろう!」という本を読んだ。感動した[exclamation×2]

金スマにも取り上げられたりして結構有名な会社なのだが、恥ずかしながら私はこの取材をするまで知らなかった[あせあせ(飛び散る汗)]
上勝町に営農指導員として就職した横石さんが、農業を通じて町を活性化しようとあらゆる努力をするのだが、ある日大阪へ納品に行った帰りに「がんこ寿司」で同僚たちと食事をしていたところ、近くのテーブルに座っていた女の子たちが料理に添えられていた赤いもみじの葉っぱを手にとって「かわいー、きれいねー」と言って大事そうに持ち帰ろうとするのを目撃する。そしてその瞬間「これだ[exclamation]」とひらめくのだ。
もとは料理人たちが修行のために自ら山へ採りに行かなければならなかった「つまもの」を流通に乗せることを思いついたのだ。上勝町にたくさんある葉っぱを集めて売るなら、暇をもてあましているおばあちゃんたちにも仕事ができる。その思惑はみごとに当たり、この事業を始めてから町が潤い活性化した。過疎化と高齢化が進んでいた町に、評判を聞いてIターンやUターンの移住者が増え、老人たちは町営の老人ホームを閉鎖するほど元気になった。
人はいくつになっても働いて、その仕事を評価されることで活き活きと暮らせるのだということを実践で教えてくれる。上勝町の70代、80代のおばあちゃんたちは、仕事のためにパソコンも使いこなしている。

そしてこの本は文章も面白い。横石さんやおばあちゃんたちのユーモアがあちこちにちりばめられて思わず、ふふっと笑ってしまいあっという間に読み終わった[かわいい]

少子高齢化が進む日本。介護も大きな問題になっているけど、こんな町が増えたら介護の必要な老人が減るのではないかと思う。

私も将来は上勝町のおばあちゃんたちのように、活き活きと元気に働くおばあちゃんになりたいわ[exclamation]


そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生

  • 作者: 横石 知二
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2007/08/23
  • メディア: ハードカバー



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mirai

この話は有名ですよね(^^)
70才、80才のおばあちゃんたちが、荒野のほうき草状態だった山や畑に刺身や弁当仕出しの飾りと木の葉を育てて売ったところ、バカ売れして現金一括で家や車を購入している話はたぶんNHKのドキュメンタリーで見ました!
何でも成せばなるの典型的な見本ですね
感心します
さすが、戦争時代や何度も不景気を乗り越えてきただけの事はありますよね
 うちの山もそうしてみようかなぁ(^^)
 
by mirai (2009-09-12 09:45) 

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