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北村 薫の創作表現講義を読む(^.^) [書籍]

今週は火曜日にホットヨガへ行ったきり、あまり遠くへ出歩かない日々を送っている。
ここ数日比較的天気がよくて[晴れ]暖かい日が続いたので毛布の洗濯などして、特に予定を入れずにのんびりと読みかけの本を読んだりして過ごす。
そんななか去年から少しずつ読み進めていた「北村 薫の創作表現講義」という本を読み終えた。

北村 薫さんの著書はキャラメルボックスのお芝居がきっかけで読んだ「スキップ」が初めてだった。高校生だった主人公がある日突然目覚めたら42歳の女性になっていたというお話で、とても切ない微妙な女心が描かれた作品に感動[exclamation]ちょうど読んだ時に私も42歳だったということもあり共感できる部分が多かったし、主人公の生き方が素敵だった[ぴかぴか(新しい)]

今回読んだ創作表現講義という本は、北村 薫さんが早稲田大学文学部で2年間授業をされた内容の一部を掲載したもの。その授業の進め方はとてもユニークで、また豪華なゲストも迎えて本物に直接触れることのできる有意義な内容だった。早稲田大学に行けば、こんなすごい授業が受けられるのかととてもうらやましく思う。私ももっとしっかり勉強していればそんなチャンスにめぐり合えたかも・・・などと少し後悔したりして。

天野 慶さんや、編集者、ナレーターなど多彩なゲストの話はとても興味深く、文学が生まれ出づる経緯を知ることができる。また赤木かん子さんの文章には衝撃を受けた。天才っているんだなーと思う。そして言葉の大切さも改めて感じることができた。

こんな講義を構築された北村 薫さんという作家の偉大さ[exclamation×2]ホントにすごい人だ。しかも講義をとても楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきてとてもいい[揺れるハート]きっとこれから何度も読み直すだろうなーと思う。

北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)

北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本



スキップ (新潮文庫)

スキップ (新潮文庫)

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 文庫



桐野夏生さんの「東京島」を一気に読む(>_<) [書籍]

来週水曜日、ちょっと気になるというかあこがれの作家桐野夏生さんの講演会に行くことになり、さすがに「東京島」を読まずに行くのはちょっとまずいだろう・・・と思い昨日本を購入。そして一気に読み終えてしまった[exclamation×2]
実は桐野さんの著書で読んだことがあるのは「魂萌え!」と「白蛇教異端審問」だけという私[ふらふら]実にお恥ずかしい限りなのだが、私がまず惹かれたのは桐野さんご本人だったのだ。その美しい容姿[ぴかぴか(新しい)]あんな女性になれたらと心からあこがれる存在だ。しかし桐野さんの書かれる小説にはかなり怖れのようなものを抱いていて、というのは私にはとても受け入れがたい内容が展開されているような気がして正直手に取るのを躊躇していたのだ。
そんな私がやっと初めて手にしたのが「魂萌え!」だ。これなら何とか読めるかも・・・と思い切って購入。そして私の人生のテーマでもある『女性の自立』とは何か、ということを改めて考えさせられる内容に感動した。
その後、「白蛇教異端審問」を読み、桐野夏生さんという、作家でもあり、妻、母であるひとりの女性の姿をほんの少し垣間見ることができた気がする。でもまだまだ掴みきれなくてご本人の肉声を聞いてみたいと思い、講演会に行くことにしたというわけである。「もっと作品を読んでからにしろ!」という声がどこからともなく聞こえてきそうだけど・・・。

「東京島」は、やはり面白かった。こんな小説誰が書く???すごい内容だった。怖かった。文明から隔離された時、人間の本質がどのように現れ、変化していくのか・・・。この小説を読むと、普段自分が悩んでいることなどすごくちっぽけでどうでもいいことのように感じてしまうから不思議だ。何といっても桐野さんの表現力には驚く。私などの稚拙な言葉ではとても説明できないような深さがある。どこからあんな言葉が湧いてくるのか、桐野さんという人間の奥深さを感じた。

講演会がますます楽しみ[ハートたち(複数ハート)]桐野パワーをしっかり吸収してくるぞ[グッド(上向き矢印)]





東京島

東京島

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本



魂萌え !

魂萌え !

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2005/04/21
  • メディア: 単行本



白蛇教異端審問

白蛇教異端審問

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本



谷川俊太郎さんの詩にはまる(~o~) [書籍]

今日のパソコン教室で、やっと模擬試験100点がとれた[exclamation][わーい(嬉しい顔)]とはいっても、いままでやった問題のなかからランダム形式で出る問題だからできて当たり前なんだけど・・・それでも嬉しい[グッド(上向き矢印)]これから毎回100点がコンスタントにとれるようになったらきっと自信がつくだろうなー。受験料も結構高いので失敗は許されない。頑張らなくっちゃ[どんっ(衝撃)]

ところで、最近ある雑誌で読んだ谷川俊太郎さんの詩にぐぐっと心を惹かれて、いくつか詩集を買って読み始めた。これまでも谷川さんのことは知っていたけれど、何だか今になって急にその言葉に気持ちが反応してしまったのだ。
詩には興味はあったけど、言葉が難しくて意味がわからないことが多く、改めて読もうという気持ちになったことがなかった。
でも谷川さんの詩はふつうの言葉で、とても素直な表現で、でももちろん誰にもまねのできない表現で綴られている。そんなところが素敵[ぴかぴか(新しい)]なのだ。
そして「あ、詩ってこんな風にふつうの言葉で書けるんだ[exclamation]」という目からうろこの感じ。初めてだった。
私が今のところ特に気に入ったのは、「あい」、「みなもと」、「あなたはそこに」など。「あなたはそこに」では「ほんとうに出会った者に別れはこない」という一文がずきんと心に響いた。私に希望を与えてくれた。
これからできればもっとたくさんの詩を読んでみたい。きっとズキンズキンきそうだ。共感・・・とも違うかな?私が感じていたことを、上手く表現してくれていたり、私が疑問に感じていることに答えを出してくれたり・・・谷川さんの詩のなかで、そんな言葉たちに出会えそうな予感がする。
詩という表現が私には合っているのかも知れないなーと思う[かわいい]

重松 清さん [書籍]

早起きして子供のお弁当づくり。
仕事してたころは夏休みなど毎日学童保育へ行く子供のためにお弁当を作ってたけど、最近は校外学習などの行事以外は作る機会がないので、段取りなど忘れてしまっててちょっぴり緊張した。でも苦戦しながら久々のお弁当づくりは何とか完成!娘が喜ぶようなかわいいお弁当ができた。
母として満足[わーい(嬉しい顔)]
昨夜は雷が鳴り響いて嵐のようだったけど、うそのように晴れていいお天気になった。[晴れ]楽しんでくるといいなぁ~。

お弁当作りの後、実家から送ってきてくれた小さめのたけのこ3本を大きななべに入れて水煮する。
春の香りがキッチン中に漂う。今夜は若竹煮かな?
山口の実家からはときどき父が作った野菜が届く。
昨日はたけのこのほかに、さくらんぼ、スナップえんどう、さやえんどうがどっさり!
さくらんぼには、ありも3匹ついてきた。自然に木に生ったさくらんぼは小さくてちょっとすっぱいけど、太陽の味がする。

実家からの宅急便。親が生きているから届くのだな~と、年々有難さをかみしめるこの頃だ。[かわいい]

天気がいいので換気扇の掃除もして、今日は気分すっきり!主婦の醍醐味かな?

午後からは読書。私が尊敬する人の口からこの間ポロリと出た「重松 清」という作家の名前がずっと気になっていたので昨日さっそく書店で「ブルーベリー」という著書を購入。
同世代の作家さんだなんて、知らなかった!!名前はうっすら知っていたけど、岡山県生まれで、しかも高校時代は私と同じ山口県で過ごしたらしい。いろんな文学賞も受賞されてるのに、なんでいままで知らなかったんだろうと思った。
本を読み進むと、なつかしい山口弁も登場し、なんとなく忘れかけていた私の80年代の青春の日々がまざまざとよみがえってちょっぴり恥ずかしいような気持ちになる。一生懸命生きてたもんな~あの頃。もちろん今も必死で生きてるけど、若くてどことなく危うい、でも希望に満ちていた日々は今の私の毎日とはやっぱり違う。
重松さんの作品に登場する人物は、あの頃私の周りにいた人たちそのものであり、私自身の姿だなーと感じた。
他の作品も、これから読んでみよう。

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