SSブログ

加賀まりこさんの本 [書籍]

やっとバイトに慣れてきたこの頃。ふと気づけばあと4日間しか仕事の日は残っていない。6月はバタバタしてあっという間に過ぎていった気がする。

先日テレビを見ていたら、トーク番組に出演されていた加賀まりこさんがご自分の本をちらっと紹介されていて、それが妙に気になったので読んでみた[かわいい]
「純情ババァになりました。」というタイトルの本だ。
加賀さんって「純情」な人だったんだーと、初めて知った。失礼ながらそんなこと思ってもいなかった。めちゃくちゃ気難しい女優さんなんじゃないかって勝手に決めつけていた。ごめんなさい[exclamation]

本を読むにつれ、特に感動したのが女優という仕事への思いの深さである。10代の頃から芸能界で仕事を始めた彼女。デビューから4年目で売れっ子アイドルになり、もう転職しようと決意してフランスへ向かう。20歳そこそこで思いもよらず掴んでしまった大金を使い果たそうと考えたらしい。フランスでいろんなものを観たり、聴いたり、買ったりして散財し、すっからかんになった頃、浅利慶太さんから「オンディーヌ」への出演依頼を受ける。彼女はそれを最後の仕事にしようと思い気軽に稽古に入った。ところがそこで自分の表現能力の未熟さに気づき、どうしようもない悔しさから初めて「女優志願」となって、真剣に演技の勉強を始めたということだった。その時学んだ演技の基礎が今の彼女を作っているのだ。

それから、恋の話も。恋多き女[黒ハート]というイメージだけど、全ての恋を真剣に生きてきた人なんだということも改めて知り、とても新鮮だった。今のパートナーの方とも5年越しの思いを実らせたというのも意外だったなー。還暦を迎えても「手をつなぐのが恥ずかしい」くらい恥じらいのある恋ができるなんて素敵だと思う[ぴかぴか(新しい)]

いくつになっても純な恋[揺れるハート]はできるのよ[exclamation]ってことを加賀さんは私たちに教えてくれているような気がする。


純情ババァになりました。 (講談社文庫)

純情ババァになりました。 (講談社文庫)

  • 作者: 加賀 まりこ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/08/12
  • メディア: 文庫



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。