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バイ・バイ・ブラックバードを観た話 [お芝居]

ひさしぶりにお芝居を観たのが約2週間前。直後はしんどくて何も書けなかったのだが、やっぱりひとこと書いておきたかったということで・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

観たのは、キャラメルボックスの「バイ・バイ・ブラックバード」。
世界中で流行した熱病の後遺症で、16歳以降の記憶を失くしてしまった人たちの物語だ。

実年齢はそれぞれ違うが、心は全員、16歳の高校生に戻ってしまっている。
なのに、現実ではすでに仕事を持っていたり、結婚して家族を持っていたり・・・。
16歳の時点では、思いも寄らなかった方向に人生が進んでいて、それを受け入れるのがとても難しいのだ。

まだ、女の子と付き合ったこともなかった高校生の自分に、「あなたの妻よ」というおばさんが突然現れて、自分より年上の子供までいたとしたら、どんなにショックだろう[exclamation]きっとこんなはずじゃない[exclamation×2]って叫びたくなるだろう。

高校生の頃は、どんな未来も描けたし、可能性が無限大にあった。でも、大人になるにつれ、いろんな壁にぶつかったり、いろんな人に出会ったり、あらゆる分岐点でどちらかを選択してきた結果が今につながっている。
そのプロセスにおいて、納得しながら進んできたはずが、突然その記憶を失ってしまったら、現実を受け入れられるはずもない。進める未来はひとつ、選んできた道はひとつだから、思いも寄らない方向に進んでしまっていることもある。

記憶を失っていない私でも、時々「こんなはずじゃなかった」とか、「あの時あっちを選んでいたらよかった」などと思うことがある。進んでみないとわからないこともあるのだから、突然未来にポーンと飛んでしまったら、「どうしてこうなったのか?」って納得できないことだらけだろう。

物語の5人の主人公たちは、それぞれの過去のプロセスをたどり、苦しみながらも少しずつ現実を受け入れていく。私も自分がイヤになる時、これまでの選択の歴史を振り返ってみることによって、今の自分をちゃんと受け入れたいと思う。そしてこれから先の未来にも、まだまだたくさんの希望を持って、毎日を大切に進んでいきたい[ぴかぴか(新しい)]

突然ポーンと20年先に飛んだとしても、できるだけ、今の自分が納得できるような方向に進んでいけたらいいなぁ~[かわいい]

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